活動整理:振り返りと目指す先

活動報告

“時の行き交い”(=Tokikai)では「技術で一人ひとりに寄り添えること」を目指して活動を行っております。一度これまでの取り組み事項をかんたんに振り返り、今後の活動方針について整えました。

意図としては、興味を持っていただけた方に「何を目的としてどこへ向かっているのか」知ってもらえるきっかけになればいいなと思い作りました。

粒度が粗い項目もありますが、全体感としてはこちらの流れで進めていこうと思います。

1. 振り返り


始めにこれまでの取り組みを振り返ろうと思います。

1-1. 20年度 (9~3月頃)

この期間は、まず『外向けに発信可能な体制を整えること』を目標とし、地固めを中心に取り組みました。

具体的には、使用するプラットフォームやその組み合わせといった体制の構築、活動に必要となるものの制作を行いました。代表的な制作物は、このホームページ自体やソニリアさんモデルあたりが該当します。

どれを使えば作れるんだろうといった選定調査を始めとし、制作自体も調べつつ自力で行ったため、中々に大変だったのと同時に作り上げるスキルが身につきました。

1-2. 21年度 (4~3月頃)

この期間は、20年度に整えた体制を基に「実際に外向けに発信を行う活動」「オンラインで人と交流してみること」「創作物の公開を行うこと」を目標として活動しました。

実際に外向けに発信を行う活動

内容としては、ブログでの記事投稿、Youtube動画投稿、Twitter投稿が該当し趣味や創作に関する内容の発信を行いました。

続けられずに辞めてしまうケースが多々あるだろうなぁと考えていたため、あまり”ターゲットに焦点を当てることへの意識”や”身の丈に合わない無茶な頻度での活動”はせず、『自分が続けられるペースを見つけること』に注力しました。

反省点はあるものの、ひとまず断念せず1年間継続することで感覚は掴めたため、目標は満たされたかなと思っています。

オンラインで人と交流してみること

こちらは、主にSNS、VRイベントやDiscordコミュニティあたりへの参加が該当します。これまで、インターネット上で人と交流する機会はなかったので特に不安な要素でした。

ありがたいことに周りの方に恵まれていたこともあり、自身の中では特段のトラブルなく過ごせました。こちらも、無事目標は満たされたと考えています。

創作物の公開を行うこと

口先だけ技術発信をして自分は何も作らない・公開しないというのは、”うわべだけ感”があって自分だったら相手を信用しづらいし、ちょっと嫌だなぁという感情がありました。

そこで、「どういった人」に「何」を提供するかというテーマを決めて、アプリの開発と公開を行ってみました。ちなみに、テーマの内容は「配信活動者さん向け」の「配信素材」とし、Booth上でページを作り公開を行いました。

自分で企画から公開まで一連の作業を行ってみると、見えていなかった新たな発見があったりと非常に勉強になる経験でした。想定以上にダウンロードいただけたこともあり、作ってよかったなという気持ちにもなりました。

加えて、当初から一緒に活動しているHellPrideさん制作のゲーム公開・紹介も行いました。Vtuber活動を始めた理由の一つとして、「自主制作ゲームの紹介を行うこと」があったため、1つ目標が叶いました。

2. 今後の方針

この章では、『技術で一人ひとりに寄り添える活動を行う』というTokikaiの方針に対する、今年度以降の取り組みについて整理していきます。

2-1. 対象(認知されたい相手)

活動にあたり、「誰に対して」「何を届けるか」という部分は最も重要な部分かと思います。現状を振り返った際、発信するコンテンツは「対象」に対する解像度が粗く、きちんと届いている状況には至れてないという所感があります。

対象は狭く絞り、その進展に応じて拡げていくのがリソースの限られる現状でも取れる手段かと思いますので、以下を核たる対象としてみました。

項目内容
消費者 or 個人事業者(活動者)個人事業者(活動者)向け
規模感1~5名ほどで活動する組織・団体
業種ジャンル大項目:教育・学習支援業
中項目:非学業系
小項目:教養・技能教授業
※習い事教室系のジャンル
度合い・ITは専門外だけど、活用の幅を拡げたい
・新たに学ぶことに対して前向き
・通信制大学で専門的知識を学びたいほど
ではないが、E-learning・読書など
自学のみでは不安を抱く方
イメージしている対象

私自身、生徒さんを抱えて塾教室を運営する活動を行なっていた経験があるので、比較的相手の立場を想像しやすい領域です。理工系で修士まで学んできた現職のITエンジニアですので、これまで得た技術的経験でお役に立てたらなと考えています。

ちなみに対象について、20年度の活動開始当初から特段の変更は行ってないですが、自分の中でこれまで明確に線引きはしていなかったため、ここで改めて明示してみました。

狭義には上記の方を対象にしつつ、広義にはVtuberさんなど「小規模で活動しつつIT領域まで手が回らない方」の技術面で力になれたらと考えています。

2-2. どうありたいか

当面は「技術の部分で困っている方をサポートしている状態」を目指しています。
私もまだまだ勉強の日々で、出来うる内容・幅には限りがあるため、困っている方と私の出来ることでミスマッチが起こらないような状態が理想系かなと考えています。

数値的な目安も考えてみました。中小企業庁の小規模企業白書(2019)を見ると、フリーランスの人で全体の2/3程度は5人以下の年間取引者数と書いてあったので、「5名」を当面の目標にしてみようかなと思います。ブログのPV数やチャンネル登録者数よりは前向きに頑張れそうな数字な気がしてます。

拡大を図れるようであれば、技術で困っている方と解決できる力をお持ちの方がお互いに交流し、手を取り合えるような空間(コミュニティ)を興味がある方々と作ることができたら「時の行き交い」の最終的な目標が叶うかなと考えています。

ちなみに気軽に交流できるような場は、時が加速するこれからの時代にいくつあっても困らないはず!と思いたったのが、当初の活動を始めた理由です。エンジニア側としても、他の分野で活動されている方と話ができるというのは貴重な機会だと思いますし、私も知見を広げていきたい気持ちです。

現状は背伸びし過ぎず、自身ができることをできる範囲で行うことに焦点を当てて活動したり、自分から交流の場に足を運んで経験を積んでいこうと思います。

2-3. 何が不足しているか

大きく2つあると考えています。「対象が望んでいるであろうコンテンツの発信」「対象が相談しやすい環境づくり」です。

そのため、今後の取り組みはこれら2点を念頭に置いて進めていこうと思います。

3. 取り組み内容


2章で整理した内容に対し、具体的な取り組み内容について紹介します。

3-1. 全体の方向性として取り組む内容

対象に向けたコンテンツの発信

ひとまず考えつく内容として、以下をあげてみました。

・どんなことに困っているかな?と想像しつつ、対象とする方の日々に役立つような「使い方・選び方・作り方」といった視点での説明資料や解説動画づくり
・テーマを決めて、調査した内容の紹介
・(その他、個人的に面白いと思った内容や活動を通して身につけたスキルの発信?)

それぞれの項目を掘り下げつつ、コンテンツとしてブログや動画を通じて発信していけたらと考えています。

内容によっては世の中、ネットで調べれば既に出回っている情報の割合が多いかもしれません。
ただ、自身の視点で一度整理を行いコンテンツを作ることで、私が力になれるレベル感もお伝えできるかなと思いますので、大変ですが取り組んでみようかなと思います。

対象が相談しやすい環境づくり

調べたところによると小規模で活動を行う方は相談を行う際、友人や知人など近い間柄に相談することが最も多い割合ということがわかりました。(中小企業庁の小規模企業白書2019より)
かくいう私も普段友人に助けてもらってばっかりです。

そこで、私や”Tokikai”を身近に感じてもらうことが技術について相談しやすい環境づくりに繋がっていくと考えました。

大筋として取り組む内容は「好きなこと(=創作活動)をコツコツ取り組んで発信する」です。
堅苦しい解説動画ばかりでは、人柄が見えず「相談してみようかな」という気持ちにはなりづらいと思います。

粒度がバラバラですが、以下内容は目下取り組んでいきたい創作に関連する項目になります。

・時の行き交い、シナリオの完成
・ソニリアさんノベルゲームの創作・公開
・仮想空間に交流の場・創作物の展示する場を制作
・制作した仮想空間での交流
・新ソニリアモデルの創作・公開
・案件として技術のお手伝いを行った活動実績の紹介
・Youtube用の閑話休題・ED動画素材づくり

加えて、得意寄りではないので挑戦的な項目になりますが「活動を通じた人との関わりを発信する」こともできたらなと思います。付随して、実際に技術的な事例があがった際はその内容をブログや動画で紹介することもやってみたいなと考えています。

これら全てを達成するのは難しいかもしれませんが、取り組む過程や人と交流する機会を通じて、相談しやすいような環境に少しずつでも近づいていけたらなと思います。

3-2. 特に近い時間軸で取り組みたい内容

対象に向けたコンテンツの発信

「オンラインで生徒さんとレッスンしてみよう」や「イベントのチラシを作ってみよう」など、受け手側が成し得たいであろうことを内容の軸にしたコンテンツを作ってみようと思います。

E-larningに近いような解説・説明動画動画の形式を主として考えています。副産物として、ブログ上の記事や資料なども制作していければと思います。
せっかくソニリアさんは女性キャラクターなので、先日購入した女声の合成音声でVtuberっぽく解説動画を作ってみようかなと考えています。

“Vtuberの一般的な視聴年齢層”と”技術で困っている小規模活動者”が噛み合わず、まるで見向きもされない可能性もありますが、最低限きちんと検証し考察することで、この路線の有効性や次の一手を打ち出す判断にまで繋げられたらいいなと思っています。

対象が相談しやすい環境づくり

創作活動をコツコツ進めていきます。
はたして、「創作活動を進める=>相談しやすい環境になる」が成り立つのかなんとも不安な面はありますが、昨年度以上には取り組みの「過程」を発信していきたいところです。

特に優先度高めな項目
・ソニリアさん新モデルの制作・公開 ⇨ Youtube投稿1周年の6/27目標
・キャラクターなソニリアさんを発売日に購入したVoicePeakで喋らせたい ⇨ 6月末目標、遅くても7月末

4. 次点優先度な項目


今年度に少し着手できたらいいなと思う項目になります。

開発(アプリ、Webアプリなど)

作ること自体は好きなので、よいアイデアが思いつけば積極的に作っていきたいと思います。スキルも身につけていきたいですしね。

ただ他作業の手が止まりやすい項目なため、21年度よりは優先度を下げた位置に抑えつつ「ターゲットに向けたコンテンツ発信」に焦点と時間を当てていきたいと思います。

ライブなど配信活動、他の方とのコラボなど

ソニリアさんのVtuberらしい活動の項目になります。あまりライブ配信で映えるタイプでもないので、優先的な取り組み項目からは一歩引いた位置とし、今年度も動画形式を主として活動を行おうと想定します。

ただ挑戦したいという心持ちもありますので、時間が回せそうであったり話が上がれば、取り組んでいきたい項目です。

VRイベント、オンライン勉強会・その他交流会への参加

イベントへの参加は21年度より前向きに参加していきたい気持ちです。

情報のインプットは大好きなのですが、それに反してまだまだアウトプット側に拡大の余地を残していると感じるのが現状です。

ひとまずは課題が見えてくる段階までは本項目はペースを落としつつ、見えてきたらそれに関連するようなVRイベントやオンライン勉強会に参加していく流れで進めていきます。

収益面

難しい項目ですね。何年もポケットマネー頼りの活動は、スピード感や活動幅にも限りが生じるので、真剣に考えていくことが必要である認識は抱いています。

考えられそうなアイデアは自身の中で書き並べてみたので、まずは3章の「取り組み内容」をコツコツ進めていくことに時間と労力を割いていこうと思います。

5. まとめ


とても長くなってしまいました。。ここまで見ていただき、ありがとうございます。

『技術で一人ひとりに寄り添える活動を行う』にあたり、これまでを振り返って今の立ち位置を確認しつつ、今後の方針・取り組み内容をまとめていきました。

これからは
・「小規模で活動しつつITに手が回らない方」に向けたコンテンツを拡充していくところ
・コツコツと創作活動を行い、その過程を発信すること
から、進めていこうと思います。

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